ミニリーディングvol.4「何かに挑戦したり、行動に移すことがなかなか出来ません」かおるさん(50代女性)
さて、本日はミニリーディングの記事を更新します。
Blog上で無料で募集させていただいているミニリーディングは、ホロスコープ全体、つまりパーソナリティ全体を読んでいくのではなく、質問やお悩みに基づいて、関連のありそうな箇所を読み解きつつお答えしていくような感じです。
部分的ですし、精度は落ちてしまいます。それゆえ、根本的な解決に至るようなものではないかもしれませんが、少しでも何かしらのヒントやきっかけとなったら嬉しいなと思っています。
前回の記事はこちら。
ミニリーディングvol.3「何かに挑戦したり、行動に移すことがなかなか出来ません」かおるさん(50代女性)
(↑こちらのホロスコープは依頼者さんのものではありません)
『何かに挑戦したり、新しいことに限らず、行動に移すことがなかなか出来ません。ホロスコープから何か分かるでしょうか』※ 質問内容は個人情報を抜いて意訳しています。
アセンダント=魚座、太陽=魚座、月=双子座 の女性です。
今回のお悩みの背景には、どんな要因がありそうなのか。
ホロスコープから3つの要因を拾ってみました。
① かおるさんは柔軟宮が強い
12星座は、活動宮、不動宮、柔軟宮というカテゴリーに分けられます。
このカテゴリーは「時間に対する感覚」を示します。
活動宮は、季節の始まりの星座たち。何かをスタートさせることが得意。スピーディに行動します。ただ時に、結論を急ぐあまりせっかちになったり、見切りが早かったり、飽きてしまったりすることも多かったりします。
不動宮は、季節の盛りの星座たち。何かを維持することが得意。「続けていく」ことができる人たちです。ただ時に、変化を拒み、頑固になったりすることもあります。
柔軟宮は、季節の変わり目の星座たち。三寒四温の季節の星座です。調整や臨機応変な対応が得意。ただ時に、優柔不断で、悩み迷いやすいこともあるようです。
パーソナリティの骨子を見る時に、注目するのは太陽星座・月星座・アセンダントの星座なのですが、かおるさんは3つの星座全てが柔軟宮です。
柔軟宮が強くなると、その場その場に対応するのが上手で、臨機応変に立ち回ることが出来ます。そのため、変化の多い環境にもすんなりと馴染み力を発揮しますが、時に流されやすく優柔不断になってしまうような側面もあるかもしれません。
魚座はその場にいる人の感情やムードにどうしても影響を受けるし、双子座は様々な情報を拾い集める力に長けています。かおるさんは、様々な感情や情報の中をしなやかに生きているイメージです。ただ、それゆえ判断材料が多く、何かを決意することとついつい先延ばしにしてしまうことがあるのかもしれません。
特に、かおるさんの月は3ハウスにあるので無意識&自然に情報収集することが出来ます。情報収集後、行動に移さないパターンが多いのかも??
柔軟宮が強い方は、良くも悪くも人や環境に影響を受けやすいので、一人でどうにかこうにかやる気を出す!気合いでがんばる!というよりは、環境を整えることが先決かもしれません。
かおるさんは7ハウスに強い星が集まっていて、このあたりもキーになりそう。7ハウスは対人関係、1対1の関係性やパートナーシップを示します。誰かに大きな影響を受けたり、強く背中をプッシュされて何かを始めるのも良いかもしれません。
② 個人天体に「土」のエレメントがない
水=情緒、共感性、火=直感、気持ちの盛り上がり、風=情報、思考、コミュニケーションを示します。そして、土は、五感や現実的な感覚を示します。例えば、お金関係の調整、手続き、申し込み、スケジュール管理等々、そんな現実的なあれこれなどなども土の要素です。
何かを始める時こういった現実的な雑務は何かしらついてくることが多いわけです。土が強い人は淡々とこなす傾向がありますが、土が弱い方はこういったことを億劫に感じることも多いかも?
もし、何かを始める時こういった雑務がハードルとなっているのなら、ちょっとそこを強く意識して気合いをいれて取り組んでみたり、時には土の強い誰かに協力してもらうのも良いかもしれません。
③金星×土星=「チャレンジ」の抑制?
もうひとつ、お悩みと関連ありそうなポイントが、金星と土星が重なり合っているという配置です。
金星には「楽しみ」という側面があります。気持ちが高まって楽しい、ワクワク、ときめく! そんな感情が金星です。その金星に影響する土星は、時間、制約、ストイック、削ぎ落としのエネルギーを持ちます。
(↓こちらの記事では、質問内容は違うけれど、金星に土星が影響するとどんな影響があるのかということについて書いています)
かおるさんの金星は、牡羊座。牡羊座は、火の活動宮。まさしく「挑戦」の星座です。
何かをはじめる時のワクワクが牡羊座の金星です。そこに土星ががっつり乗っかっています。
そのため、牡羊座がワクワクの方に、ガッと走りだそうとすると、
「こんなことやって意味あるのかな…。生産性ないんじゃない?」
「こんなことしてる場合じゃない?もっと他にすべきことがあるんじゃ…」
「もっと得意な人がいるのに果たして私がやるべきことなの…?」
…などど、思ってついつい二の足を踏んでしまうようなこともあるのかもしれません。
金星と土星のアスペクトを持つ方は、「時間」がかかっている分野を楽しんだり、長く続く楽しみを探す、打ち込むのもよし。断捨離や節約など削ぎ落とす楽しみを追求するのにも向いています。
ただ、牡羊座の金星ですから、アクティブだったり、毎回新鮮な発見があったり、挑戦しがいがあるものが良いかも?
金星と土星のアスペクトは、年齢が上がるにつれ深みのある喜びや楽しみをもたらせてくれるようなイメージがあります。
まとめ
そもそも、かおるさんの人生において「挑戦すべきこと」「行動に移すべきこと」が何か?ということを明確にしたり、時に絞り込んでいくことも非常に大切だと思います。
抽象的な言葉で言うと、人生の目的とか課題ということになるのかもしれません。
これがしっくりきていないと、そもそもがんばるエネルギーが湧いてこない可能性もあります。そして、それを明確にしていくのにもホロスコープは役立ちます。
あとは、物事をスタートするにぴったりなタイミングってやっぱりあって、トランジットを学び、そういうタイミングに後押ししてもらうのも有効だと思います。
かおるさんは、きっと何かを勉強することにも向いてる方だと思いますので、ぜひ楽しみながらホロスコープを学びつつ、役立てていただきたいなと思います^^
コメントを残す