ミニリーディングvol.3「現在の趣味を仕事にしていくことが出来るか」【中編】
前回に続くミニリーディングの記事【中編】です。
【前編】はこちらからお読みください。
ミニリーディングvol.3「現在の趣味を仕事にしていくことが出来るか」つきさん(30代女性)
『趣味を仕事に昇華することができるか。クリエイターとして活動できる可能性のあるフィールドの種類が多い(歌、絵、動画、文字など)のため、主軸をどこに置けば良いか分からないのが現状です』※ 質問内容は個人情報を抜いて意訳しています。
前回の記事の続きとしてもう少し10ハウスについて書いてみます。
10ハウスは、肩書き、社会的地位を示します。社会的地位というと職業名が一番イメージしやすいかもしれないけれど、他にも「二児の母」「妻」「フリーター」などもそれにあたります。誰にでも10ハウスがありMCがあるわけです。
自分が名刺を持つとしたら、あるいは看板を出すとしたらそこに何を書く?とイメージしてみると良いかなと思います。
ただ、社会的地位というのは自分が言い張るだけで成り立つものではなく、社会に認知されて成り立つものでもあります。
なので、社会で自分は何者だと認知されている?という客観的な視点もまた必要になってきます。
つきさんの2・6・10ハウスをチェック✔︎
さて、つきさんのホロスコープは
- 2ハウス:天体なし
- 6ハウス:海王星
- 10ハウス:太陽
という状況です。太陽は牡羊座。MCは魚座です。
星座が天体の性質を表すとすれば、ハウスは、その天体の力が発揮される分野や場所を表します。
太陽があるハウスは、人生の目的になり得る分野や場所を示します。初めから手に入っているものではなく、そこを目指して奮闘するんですね。
その奮闘をしなくても生きていくことは出来ます。もしくは、身近な誰かに代わりに達成してもらうということも出来なくはない。
ただ、その場合、充実感や達成感を味わいづらかったり、「私の人生こんなもんじゃないかも?」という不全感が残る場合があります。
ホロスコープで10ハウスに太陽がある方は、社会的地位の獲得、維持を積極的に目指し奮闘します。
セッションで今までどんな方がいたかな?と振り返ってみると
- 社長や大企業勤務、医者や弁護士などいわゆるスペックが高いと言われるような職業(社会に認知されやすいというメリットがある)についている。もしくは配偶者がそのような仕事についている。
- ひとつの職業をずっと続けている(長く続ければ続けるほど社会に認知されやすい)。もしくは配偶者がそのような立場についている。
たまに「10ハウス=セレブ志向」というような書かれ方をされていることもあるけれど、うーん、ちょっと違うような?。豪華な暮らしをしたい!というより、ひとつの地位を確かなものとして継続していくために、自然と、かたい(権威ある?)職業を選択する傾向があるのかなという印象です。
あとは、ずっと保育士一本です、教師です、美容師です!みたいな方も多かったです。
アスペクトにもよるので、全ての方が上の2つに当てはまるわけじゃないけれど、皆さん「確かな看板」の維持を積極的に目指し奮闘してらっしゃる印象でした。
つきさんのお悩みに戻ります。
つきさんは、現在クリエイターとして活動できるフィールドの種類が多いとのこと。それゆえ、主軸をどこに置けば良いか分からない、そしてどの領域が仕事になる可能性が強いのか知りたいというご質問でした。
つきさんは、10ハウスに太陽がありますから「私の看板はいったいどれだろう?」という質問が生じるのはとても納得です。
もちろん、なんでもこなすマルチクリエイターという看板でも良いですし、2つの分野を掛け合わせてオリジナリティを出すのも良いかもしれません。
絶対なにかひとつに絞らないといけないものではないと思いますが、ご自分の看板をクリアにするために、以下のようなことを考えてみるのもおすすめです。
- 周りからどんな認知をされているか(=社会からのニーズが高そうな領域は?社会に一番貢献出来そうな領域は?)。
- 自分が継続して続けられそうな活動はなにか。
- 太陽=牡羊座の性質を使って切り開ける領域はなにか(常に新しい挑戦ができる領域は?)。
- MC=魚座の性質を発揮できる領域はなにか(目に見えないものを感じとる、捉える力を発揮できる領域は?)
次回【後編】では、つきさんの2ハウス・6ハウスについて書いていきます。
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